黒にんにくとは、ひと冬土で眠ったにんにくを収穫し、一ヶ月乾燥させ、更に一ヶ月以上専用の熟成庫で熟成させると真っ黒な黒にんにくになります。色が変わるだけではなく、栄養価も大幅に変わるといわれています
熟成の段階で生にんにくは徐々に白から褐色になり、最終的に黒くなります。熟成すると糖度が上がり、生にんにく特有の刺激臭も無くなり、アミノ酸、S-アリル-L-システイン、GABAなどの成分が大幅に増加します。また最近では免疫力UP効果も期待できるなど健康のために取り入れる方が増えています。
ポリフェノール | 酸化を防ぐ作用があるといわれています。 |
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グルタミン酸 | 神経細胞間の情報伝達を助ける働きがあるといわれています。 |
アルギニン | アミノ酸の一種。成長ホルモンの分泌に関係し、体内の活性化にも効果があるといわれています。 |
アスパラギン酸 | 体内の有害物質を体外に排出し、神経を守るといわれています。 |
シスチン | 髪の毛を構成するアミノ酸の一種。 |
元々水田であった為、排水対策に力を注いでいます。ほどよい水分と日照時間、そして寒さが粒が大きく、コクのあるにんにく を育てます。また1.5haのにんにく畑の堆肥には、有機物を10a当り約3t入れ、作土を30cm深くおこし、保水性を高めています。収穫直後のにんにくは、水気もあり、玉ねぎのようで、味も薄い感じです。これを1ヶ月ほど乾燥させたものが市場に流通され「にんにく」として販売されています。乾燥させることで、実が締まり、にんにくの濃厚な香りとコクが凝縮されます。
10月に植えて、厳しい冬を土の中で過ごしたにんにくを6月に収穫します。塩と浅瀬石川の水とを調整する食品加工技術を活かし、手間と時間をかけ、約1ヵ月間にわたり黒にんにく専用の熟成庫のなかでじっくりと熟成します。
青森の畑で栽培され、初夏に収穫されたものを乾燥させ市場に流通しています。厳しい冬の寒さの中で育ったにんにくは、甘みもコクも増します。 特に青森県産ホワイト六片種のにんにくは、糖度40度もあり、国産にんにくの中でも美味しいにんにくと評判です。 そのにんにくを、約30日間温度と湿度を管理して熟成化したものが「黒にんにく」です。 熟成化した「黒にんにく」は、にんにく臭が抑えられ、ほんのりした酸味と甘味があります。